表紙は「宝石の国」アニメをもっと楽しむなら撮影に注目、その魅力をMdNが解説

月刊MdN11月号。特集タイトルは「アニメを観たり、語るのは楽しい。でも……『撮影』を知るとその200倍は楽しい!」。

市川春子原作のテレビアニメ「宝石の国」が、10月6日に発売されるデザイン誌・月刊MdN11月号(エムディエヌコーポレーション)の表紙と巻頭の特集コーナーで大々的にフィーチャーされる。

月刊MdN11月号では、キャラクターや背景などの素材をまとめあげ映像となるよう処理するアニメ制作の最終工程・撮影について特集。その解説をする題材として「宝石の国」は取り上げられ、京極尚彦監督、山本健介VFXアートディレクター、藤田賢治撮影監督がインタビューで登場した。宝石の透明感を出すべくこだわったキャラクターの髪の毛についてや、3DCGアニメにおける撮影の役割など、各人は自分の仕事と力を入れたポイントを語っている。また第1話の印象的なシーンを紹介するビジュアルギャラリー、草むらでフォスフォフィライトが眠るシーンを基に映像制作の流れを追うメイキングなども用意された。

また同特集では「アニメーションをより楽しむための撮影処理の見どころ 17」と題して、撮影処理をトピックス別に紹介。「ボールルームへようこそ」の「パラ/フレア」「ディフュージョン」、「BLAME!」の「塵/パーティクル」、「血界戦線 & BEYOND」の「画面の揺れ」「ノイズ/テクスチャ」、「電脳コイル」の「多重露光」など、実際にアニメ作品で使用されたものを資料としながらその効果が解説された。そのほかマンガ単行本の装丁などを多数手がけるデザイナー・川谷康久が空間演出的なデザインについて語るインタビューや、鈴木陽太と有馬トモユキがアニメ・映画・ゲームのモニターワークを語る対談なども掲載されている。